第二十二番 延沢 のべさわ
曹洞宗 祥雲山龍護寺
御本尊 聖観世音菩薩 慈覚大師 御作
ご詠歌
いのれただ ひとのよわひを のべさわの
ほとけのちかひ ありがたきかな

▲朱印
本尊は聖観世音、慈覚大師の作。
寛文年間、延沢に住んでいた土屋又三郎という人が、深く観音を信じ、諸国の霊場を巡礼して歩いている途中、近江の国の瓦原寺に泊まった。その夜、夢に天女が現れ「自分はここの観音であるが、お前と一緒に出羽の国に行ってとどまりたいから、明日、私を背負って出発せよ」というお告げがあった。翌朝になると、寺の住職が又三郎のところに来て「昨夜おそく、ここの観音様が枕辺に姿を現して「今夜泊まっている修行者といっしょに、出羽国の祥雲山に行きたい」といわれた。どうか、あなたが大切に持って行ってくれないか」というのである。又三郎も同じ頃に同じ夢を見た話をし二人とも驚いてしまった。
又三郎はこれを機会に仏門に入る決心をし、山城の国、宇治の黄蘗山に足をとめ、隠元禅師について頭を丸め、尊像を棒じて故郷の延沢に帰った。彼は直ちに竜護寺の境内にお堂を建てて、観音像を安置したが、これを聞いた人々は毎日、参詣に通うことになった。貞享元年になり、竜護寺の第十一世徳眠禅師のとき改築したが、宝歴十三年第十三世梅林大和尚の代、山火事でお堂が焼けた。尊像と宝物の隠元禅師の書は無事だった。その後、直ぐに再建されたが、明治四十五年頃には各所が傷んできたものを、先代の住職が改築し、いまのところに移転したのである。尚、平成15年に新築。
巡拝ガイド
| ■住 所 | 〒999-4441 尾花沢市大宇延沢竜護寺925-1 |
|---|---|
| ■TEL | 0237-28-2331 |
| ■徒 歩 | 五十沢(五十沢→畑沢→荒町→竜護寺→山路なのではじめての巡礼は不可 約7km/2時間30分)→構内―(国道13号線)→朧気→取上→古殿→車段→竜護寺→延沢 約12km/3時間 |
| ■交 通 | 特になし、天童にタクシーの便あり ●山交ハイヤー TEL.023-654-2525 |
| ■駐車場 | バス・大型車は参道入口へ、中型・小型車は境内駐車場へ。(無料) |
| ■参 考 | 銀山温泉は山間を流れる銀山川の両側に古い建物が建ち並び、温泉ムードがあふれる。NHKテレビ「おしん」の撮影でも知られる。 |



