第八番 六椹 むつくぬぎ
天台宗 六椹山宗福院
御本尊 聖観世音菩薩 行基菩薩 御作
ご詠歌
おもくとも いつつのつみは よもあらじ
むつのくぬぎに まゐるみなれば

▲朱印
山形市街の南寄り、鉄砲町に八番札所六椹はあります。本尊は聖観世音、得大勢至の両菩薩で、共に行基菩薩の自作。
布教に来られた慈覚大師が、民衆の眼耳鼻舌身意の六つと、地獄、飢餓、畜生、修羅、人間、天上界の六道の苦しみを救わんとして桧が無かったのでその代用に椹の木で護摩を焚き祈ったのが六椹のはじまりと伝えられます。人々の信仰は勿論、代々の領主の崇敬もあつく、その中でも最上義光の信仰が深く、建物を改築したり、四十八石の寺の領地を奇進している。最上家が亡んでからも、徳川幕府から同じく四十八石の御朱印を与えられた。
明治維新になり、寺領も御来印地などもすべて没収されたが、地方の信心家の喜捨や寄進によって維持し、寺の修理を行ってきた。明治二年、火災のため庫裏をはじめ建造物や書類、器具などをすべて焼失した。さらに明治十年と十三年にも火事にあい、境内のものすべて焼けてしまったが、不思議に観音堂だけは焼け残り、これは観音様の力によるものと、信仰は益々深まっていった。言い伝えによると、昔は寺の境内で製塩していたという。
又、この寺には、元禄年間将軍家から下賜された、三葉葵の紋が入つた簾三枚と、元禄三年に製作したという賽銭箱などがあり、由緒あることを物語っている。なお、この寺は山形札所の第一番にもなっている。
巡拝ガイド
| ■住 所 | 〒990-2492 山形市鉄砲町1-2-20 |
|---|---|
| ■TEL | 023-631-0048 |
| ■徒 歩 | 岩波→小立→寿町→鉄砲町→六椹 約7km/120分 |
| ■交 通 | 岩波―[徒歩]→岩波→末広町→(山形交通バス江俣西行 9km/15分/4本)→六椹(徒歩0.4km/5分) |
| ■駐車場 | 完備(大型車3台可) |
| ■参 考 | 住職斯彼氏は自らも先達として各地を巡礼しており、最上をはじめ各霊場の様子を把握しておられるので、わからないところはたずねれば教示してくれる。ここからは12番長谷堂へ参拝することもできる。 |


