第二番 山寺 やまでら

天台宗 宝珠山 千手院

御本尊 千手観世音菩薩 慈覚大師 御作

ご詠歌

みほとけの ちかひはおもき りうしやくじ

ねがいふこころは かろくありとも

朱印
▲朱印

「閑さや岩にしみ入る蝉の声」 芭蕉の句で知られる山寺。

その山寺、根本中堂から東方約一キ口の地に最上三十三観音第二番札所の観音堂がある。本尊は千手観音(慈覚大師の作)。
縁起によれば天長七年慈覚大師円仁が東北を巡って山寺まで来た時その余りにも荘厳で雄大な景観に心を惹かれ、この地に天台宗東北の霊場づくりを決意した。
仮宿として主従五之名が定めた垂水岩に山寺誕生の意味で円仁の生誕に関わり合いの観音像を彫って垂水岩に安澄したのである。垂水岩とは第二番札所山寺千手院の裏山の山腰にあり、慈覚大師はその垂水岩の東隅に大日如来その峯の西の裏に本院域を創り薬師如来阿弥陀如来現奥の院に本地如来を謹請し山寺立石寺の草創期となした。それをつけてその後安彗弟子僧は現宝珠山を整備し七堂伽藍を運営したのである。嘉祥ニ年慈覚大師は再度山寺を訪れて山寺立石寺を整備したのである。
大師は庶民の幸福を考え数多くの事業を進めた。これを聞いた清和天皇は大いに喜ばれ方三百八十町の領地と立石寺倉印を下され賜った。これが宝珠山立石寺である。

この寺は古来、出羽の山寺として国中にその名を知られ、景勝は東北の耶馬渓とされ、特に明治四十一年九月、大正天皇東宮にましませし御時、行啓の光栄に浴しました。それより、一層の光輝を加え、参拝登山者、ひきを切らず、大師草創より法燈の輝くこと千百三十余年、県内きっての霊刹として有名である。

「岩に厳を重て山とし、松柏年舊、土石老いて苔滑に、岩上の院々扉を閉て物の音きこえず。岸をめぐり岩を這て仏閣を拝し、佳景寂寞として心すみ行のみおぼゆ」と芭蕉は奥の細道に記している。

巡拝ガイド

■住 所 〒999-3301 山形市山寺4753
別当/後藤弥一郎
■TEL 023-695-2845(納経所)、023-695-2735(別当宅)
■徒 歩 若松→山元→津山→奈良沢→地蔵堂→山寺立石寺→千手院
約11.5km/2時間50分
■交 通 若松―[徒歩]―的場―[徒歩]→JR天童→羽前千歳―山寺(JR奥羽本線・仙山線 17.5km/30分)―山寺―[徒歩]―千手院(0.6km/8分)
■駐車場 千手院参道入口に大型・小型共路上駐車
■参 考 庫裡(納経所)の売店には最上の納経帖他巡拝用具が一部整っている。
山寺立石寺から奥の院への参拝は往復徒歩1.5時間を要す。
健脚向。(根本中堂、蝉塚、釈迦堂、開山堂、五大堂、天華石、奥の院へとの巡拝コース)

千手院本堂
▲千手院本堂

本尊千手観世音菩薩
▲本尊千手観世音菩薩

山寺・立石寺根本中堂
▲山寺・立石寺根本中堂

伽藍を望む
▲伽藍を望む

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